オナ禁3周年。53歳で禁欲を貫き、山奥でエネルギーを循環させる理由

メンタル再建

4月にひとつの大きな節目を迎えました。 オナ禁(精液保存)生活、ついに3周年。

正直に告白すれば、今でもふと自分に問いかけることがあります。 「なぜ、自分はここまでオナ禁なんてし続けているのだろうか?」と。

傍から見れば、ストイックに欲を断つ姿は「クレイジーなモンクモード」に見えるかもしれません。最近では、出さないことに執着している自分に気づき、「これもまた一種の囚われではないか?」と、ヴィパッサナー瞑想の視点から自己観察することもあります。

今年の1月に新年を迎えてからというもの、それなりに好きだったお酒を飲みたいという欲求が何故か自然に消えてきたので断酒状態になりました。先日、一回だけ付き合いでビールを一杯ほど飲んでみましたが、それで十分。「もっと飲みたい」という渇望は全く湧いてきませんでした。

酒で無理やり脳を麻痺させなくても、素の状態で十分にエネルギーが回り、満たされているという感覚のほうが気分がクリアで良いことに気づき始めました。確かに、酒と瞑想などは全く相性が合いません。精(エネルギー)を漏らさず、内側に溜め続けることで、外部の刺激物に依存する必要がなくなった証拠かもしれません。オナ禁と断酒。この相乗効果は良いようで、今の私の「凪」のような安定感をより強固なものにしてくれているようです。

あらためて、何故こうも禁欲が続いているのか改めて考えてみました。

1. 「渇望」という名の呪縛からの解放

かつての私は、毎日「抜く」のが当たり前でした。 エロへの強烈な渇望感に突き動かされ、飢えた目でマッチングアプリを徘徊し、上手くいかなければ絶望する。虚しさを紛らわせるために最後はシコって終わる……。そんな負のサイクルに陥っていた頃の苦しみは、今や遠い過去の出来事です。

圧倒的な体調とメンタルの安定

この3年間で得た最大の収穫は、「抜いていた頃とは比較にならないほど、体調とメンタルが安定したこと」にあります。

  • 身体的変化: 以前よりも明らかに体が軽く、エネルギーが内側に満ちている感覚。
  • 精神的変化: 何が起きても揺らぐことのない「凪」のような精神状態。

この圧倒的な「快調さ」を一度知ってしまうと、もはや過去のように頻繁に精を漏らす生活に戻りたいとは、到底思えなくなりました。

性欲の「質」が変わる

長期の実験で分かったのは、性欲は「なくなる」のではなく「質が変わる」ということです。 性衝動が湧いたとしても、それをヴィパッサナー的に「あ、今、反応が起きたな」と背後から突き放して観察できるようになりました。衝動を理性で御せるようになった時、私は「エロの奴隷」から、ようやく一人の「自由な人間」になれたのだと感じます。

不思議なことに、抜いていた頃よりも女性受けが良くなってモテるようになり、男女問わず質の良い出会いが増えました。しかし、エネルギーに対する考え方が変わった今、よほど相性が良く、心から好きになれる相手じゃないとセックスしたいと思わなくなってしまったのです。


2. 53歳、エネルギーの「枯渇」は「生命の終わり」を意味する

長年住んだアメリカを離れ、昨年、日本へ帰国しました。 現在は山奥の自然に囲まれ、静かな生活を送っています。新しい場所で友人が欲しい、パートナーが欲しいという気持ちはもちろんありますが、かつてのような「切ない執着」はもうどこにもありません。

それ以上に今、私を支配しているのは、圧倒的な「感謝」です。 山々の清浄な空気に包まれ、オナ禁によって高められた良質なエネルギー状態で一日を過ごす。大自然と自らの内なるエネルギーが共鳴するような感覚は、何物にも代えがたい恩恵です。

「キモおじ」にならないための生存戦略

SNSなどで「50過ぎてセックスしたがるオヤジはキモい(キモおじ)」という声を見かけることがあります。 冷静に分析すれば、それはジヒドロテストステロン(DHT)に支配され、精が枯渇して「気の輝き」を失った男たちが放つ異臭への、女性たちからの拒絶反応ではないでしょうか。

53歳という年齢において、精を漏らすことは寿命と輝きを削る行為に他なりません。 精を体内に留め、小周天によってそのエネルギーを全身、そして脳へと循環させる。そうすることで、50代であっても凛とした生命力を保てると確信しています。


3. 性エネルギーを「愛」と「現実創造」へ転換する

実際、「一生、誰とも交わらない」と決めたわけではありません。 ただ、セックスが「気の交換」であると知った今、誰か適当に見つけて妥協して付き合おうとは到底思えなくなりました。

禁欲者が心から愛せるパートナーに出会えたなら、「射精」を目的としない、房中術やタントラのような愛し方はありだと思います。お互いのエネルギーを高め合い、枯渇させることなく愛を深める。それが、成熟した大人の男が目指すべき境地ではないかと思うのです。

男性は頻繁にセックスで射精するようになれば、最初は気持ち良いしセックスは新鮮な日々でしょうが、後にセックスレスになっていくのは、タオの理論で言うところの精の枯渇による気の減退が根本原因なので避けられないと思います。ましてや50代以降の男性であれば老化も早まり寿命も縮まっていくことでしょう。


4. 未来のフレームを照らす燃料として

今、私が蓄えているエネルギーは、単なる我慢の結晶ではありません。 タフティ・ザ・プリーステスが説くように、この純化したエネルギーこそが、自分の望む「未来のフレーム」を照らし出し、現実を動かすための強力な燃料になります。

若い世代の人たちには、まず3ヶ月のデトックスを勧めたい。 良い女性と結婚して子供を儲けることは素晴らしいことであり、それができるなら素晴らしいことであると思います。しかし、50を超えた我々オヤジ世代にとって、これは「実験」であり「生き残り戦略」でもあります。

「オッサンはもう二度と抜いてはいけないのか?」 そんな極論を言うつもりはありません。人それぞれ、自分の心地よいペースを見つければいい。ただ、私はこの「クレイジーなモンクモード」の先に何があるのか、もう少しこの身をもって実験を続けていくつもりです。

山奥の静寂の中で、今日もエネルギーを循環させながら。

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