はじめに 〜50歳、煩悩の荒波を越えて「真の自分」を取り戻す記録〜

思い返せば、私が初めて「その悦び」を知ったのは、12歳の頃だったと記憶しています。 昭和というあの時代、まだスマートフォンなどは影も形もなく、性的な情報といえば紙媒体とVHSビデオが主流でした。

小学生の頃は、街の片隅に落ちている週刊誌のグラビアに胸を躍らせる程度でしたが、中学生で友人からエロ本を借り、高校生になると伝説的な裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』を回し見する……。そんな、ある種「古き良き(?)」時代の洗礼を私も例外なく受けてきました。

本格的にのめり込むようになったのは、一人暮らしを始めた大学時代です。 90年代のVHS全盛期において、当時のメディアもまた、男性の脳に十分すぎるほどの刺激を与えていたと思います。私もその刺激にどっぷりと浸かり、気づけば中年を迎えるまで、いわゆる「オナ猿」状態で日々を浪費してしまっていました。

転機:50歳という節目に向き合う

そんな私の人生に転機が訪れたのは、数年前のことです。 網膜剥離を患い、絶対安静を余儀なくされた期間をきっかけに、初めて「オナ禁」に挑戦し、7ヶ月という期間を達成することができました。 その後、ついに50歳という大きな節目を迎え、長年抱えてきた精神的な痛みや違和感に改めて向き合おうと決意し、再度この挑戦に身を投じることにしたのです。

当初、世の中に出回っているオナ禁情報は、そのほとんどが若者向けのものでした。 もちろんそれらも参考にさせていただきましたが、ふと「自分のような中年男性が発信している情報が極端に少ない」という事実に気づきました。 「中年にとって、どんな効果があるのかは、自分で試してみなければわからない」 そう思い、長期のオナ禁を実践し続けた結果、私はこれまでにない深い「癒し」を体感することになったのです。

中年男性こそ、今こそ「精」を溜めるべき理由

自らの体験を通じ、私は「実は中年こそ、オナ禁に取り組むべきではないか」と考えるようになりました。 体内のエネルギー(精)を浪費せずに還元できるようになると、健康状態が向上するだけでなく、驚くほどマインドがクリアになります。すると、自分が置かれている環境や、社会で起きている出来事の「本質」が自然と見えてくるようになったのです。

そこで気づかされたのは、私と同年代、あるいはさらに年上の男性たちの中に、メンタルを病んでいる人があまりに増えているという現実でした。 確かに昔も癖のある大人はいましたが、今の状況は少し異質です。 現代の中年世代は、性メディアが社会を席巻し始めた初期の世代であり、その「恩恵」という名の「被害」を最も長く受けてきた世代とも言えるでしょう。

その結果、過剰な刺激によって脳が疲弊し、飢えたような目つきで、いわゆる「キモおじ」と揶揄されるような状態に陥ってしまう男性が後を絶ちません。このままでは、今の中年世代は次世代から「老害」として忌み嫌われ、社会から駆逐されかねない……そんな強い危惧を抱かずにはいられません。

隠された「愚民化政策」と、これからの生き方

なぜこれほどまでに、人のエネルギーを浪費させる産業が隆盛しているのでしょうか。 客観的に観察すると、これは一種の「愚民化政策」として、あえて性産業やメディアが過剰に煽られているのではないかと思えてなりません。 現代はスマホ一つで、小学生の頃から強力な刺激に晒される時代です。 ポルノが脳の前頭葉に悪影響を及ぼすことは明白な事実であり、幼少期からそんな仕掛けにハマってしまえば、大人になってからメンタルの不調や機能的な問題を抱えるのは当然の結果と言えるでしょう。

今の若者たちが直面している苦労は、私の若い頃とは比べものになりません。その中で、世界的に「NoFap(オナ禁)」のムーブメントが起こっているのは、必然の流れであり素晴らしいことだと思います。

では、枯れていくだけの私たちは、もう何もしなくて良いのでしょうか?

私は、オヤジ世代こそが率先して取り組むべきだと考えています。その理由は主に3つです。

  1. 病んだままの「老害」となり、社会に迷惑をかける存在にならないため。
  2. 脳を正常な状態へ戻し、自らが覚醒することで、若い世代へのポジティブな模範となるため。
  3. 心身ともに健康を取り戻し、平和で慈愛に満ちた豊かな老後を送るため。

「今まで一生懸命働いてきたんだから、好きなエロくらい自由にさせてくれ」という意見もあるでしょう。 確かに、物欲や性欲を満たし、お金を稼ぐことが「勝ち組」の象徴とされる風潮もあります。物質的な繁栄や恋愛・性愛そのものは素晴らしいものです。しかし、それらが極端に歪んだ形で提供されている今の社会には、何らかの「マインドコントロール」が働いていると感じずにはいられません。

私は、このマインドコントロール状態を脱する強力な手段の一つが「オナ禁」であると確信しました。 このブログを通じ、現代社会に潜む見えない支配から抜け出し、そこから得られる本当の解放感を一人でも多くの同志と共有できることを願っています。

この自己紹介は、2023年から続けてきたオナ禁をベースに、2026年のブログ移転に際して改めて書き直したものです。

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